那須高原の宿 山水閣

『那須高原の宿 山水閣』は、栃木県那須郡那須町に佇む温泉旅館です。
那須御用邸のすぐそばという希少な立地にあり、昭和初期の木造建築が歴史を物語る当館は、「普通の最高の宿」をコンセプトに、派手さはなくとも那須の豊かな自然に囲まれた心からの寛ぎと温かいおもてなしを提供しています。

昭和初期に建てられた木造建築には、どこか懐かしく落ち着いた空気が流れています。
当館が今の形となる過程の中でも、古いままが良いと思った部分は、愛しさを持って残してまいりました。
永い時を経た建物や家具だけが作る空気は何物にも変え難いやわらかな魅力です。

当館は全13室の小さな旅館です。
温泉は大丸温泉を源泉としており、大浴場のほか、貸切風呂も2つご用意しています。
お食事は、お食事処「森の庵」にて、那須黒牛や地元食材をふんだんに使った山里懐石料理をご提供。
また、温泉ランチの営業もおこなっており、宿泊のお客様だけでなく、日帰りのお客様にも当館の味と温泉をお楽しみいただいています。

1951年の創業から70年以上、当館はこの那須の地に根付き、おかげさまでたくさんのお客様にご愛顧いただき、那須高原を代表する旅館の一つとして成長することができました。
これもひとえに、地域の方達含め多くの人の支えがあったからこそ、ここまで来れたと考えています。

そして、今後の私たちが目指すのは、永い年月が育んだ魅力に新しい価値を重ねて生まれる「今に人を癒す宿の在り方」です。
先人たちが積み重ねた日本文化の良さを残しつつ、これからも那須の自然と歴史ある温泉、そして手作りの料理を通じて、お客様に心からの寛ぎをお届けしてまいります。

当館では、20代から60代まで幅広い年齢層のスタッフが活躍しています。
新卒の若手から、長年の経験を持つベテランまで、一緒に働いています。

山水閣が何よりも大切にしているのは、「1つの家族」のような雰囲気と、「人に特化していること」です。
社員とパートが一体となり、少数精鋭だからこそ、一人ひとりが仕事に対して責任を持ち、お互いに助け合いながら働いています。
そして、お客様へのサービスはもちろん、スタッフ同士もお互いをリスペクトし合い、チームワークと協調性を持って働くことを当館の強みとしています。

《求める人物像》
当館では、技術や経験以上に、チームワークを大切にし、コミュニケーションを積極的に取れる方を求めています。

宿が目指す料理やサービスのコンセプトを理解し、チーム全体で協力しながら、お客様に最高のおもてなしを提供できる。
そんな想いを共有できる方と、一緒に働きたいと考えています。

【那須御用邸のそばという特別な立地】
当館は、那須御用邸のすぐそばという希少な立地に佇んでいます。
那須高原の豊かな自然に囲まれ、昭和初期の木造建築がその歴史を静かに物語ります。

そして、当館が誇る温泉は、大丸温泉を源泉としています。
標高1,300mの地点から引かれたこの温泉は、江戸時代の1691年に発見され、黒羽藩主や乃木希典将軍に愛されてきた歴史ある名湯です。

那須の自然、歴史ある温泉、そして手作りの料理。
この特別な環境で、お客様に心からの寛ぎをご提供しています。


【料理へのこだわり】
当館が何よりもこだわっているのは、素材から手作りで仕上げる料理です。
既製品をほぼ使用せず、一品一品、手間を惜しまず丁寧に調理しています。

特に、当館が扱う那須黒牛は、わずか4名の生産者しか作ることができない希少な牛です。
提携する肉屋から1トン単位で仕入れ、専用に保管するという徹底ぶりで、その甘みのある脂身は、お客様から高い評価をいただいています。

こうして手間暇かけて仕上げる山里懐石料理が、当館を支える大きな柱となっています。


【お客様に寄り添ったサービス】
当館が、他の旅館・ホテルとの差別化を図れているポイントは、「人に特化していること」です。

特に夕食では、懐石料理を一品ずつ提供するため、1人の担当者が3組までしか担当できません。
それだけ多くの人員を必要としますが、その分、お客様と密にコミュニケーションを取りながら、きめ細やかなおもてなしを提供できるのです。

こうしたサービスレベルの高さや夕食の質が、お客様からの高い評価につながり、リピート率20%という数字にも表れています。
お客様一人ひとりに寄り添った温かいおもてなし。
それが、当館の誇りです。